1985-06-21 第102回国会 参議院 地方行政委員会 第21号
○政府委員(中山好雄君) 永野会長の死亡によりまして捜査にどう影響するかという点でございますが、捜査に影響がないということは言えないと思います。しかしながら、警察といたしましては、違法行為についての実態解明に鋭意努力してまいり、事案の真相の究明に努めてまいりたいと存じます。 なお、被害者の救済とのつながりについてもお触れでございましたので一言申しますと、警察それ自体、そういった金の貸し借りとか、そういう
○政府委員(中山好雄君) 永野会長の死亡によりまして捜査にどう影響するかという点でございますが、捜査に影響がないということは言えないと思います。しかしながら、警察といたしましては、違法行為についての実態解明に鋭意努力してまいり、事案の真相の究明に努めてまいりたいと存じます。 なお、被害者の救済とのつながりについてもお触れでございましたので一言申しますと、警察それ自体、そういった金の貸し借りとか、そういう
○政府委員(中山好雄君) ただいまお話しございましたように、豊田商事につきましては五十七年以降、被害属ではなく相談が寄せられていた、その件数が七百件ほどということでございます。私どもといたしましても、五十七年以降そういった相談も多くなってきていることから、豊田商事について関心を持ってその実態の調査に努めてきたところでございます。その中で兵庫県警で把握した容疑、これによって外為法違反、これの捜査に着手
○政府委員(中山好雄君) 警察が特定の個人について警戒措置をどのように講ずるかというのは、その生命、身体に危険を生ずるといった不穏な情報がどの程度あるか、そういったことによって判断するわけでございます。ケース・バイ・ケースに判断するものでございます。 ただいまお話のあった永野会長、これは十五日に関係会社を捜索し、十七日に永野会長宅も捜索した、こういうことでございますが、これは既に御承知と存じますけれども
○中山政府委員 兵庫県警が前日に永野会長宅を捜索しております。そのときにも大阪府警の協力を求めてやっているところでもございますし、その後の対応につきましても随時連絡をとりながら、緊密に連携をとりながらやっていたところでございます。
○中山政府委員 警察が特定の方について警戒措置をどのように講ずるかということは、その方の生命、身体に危険が生ずるといった不穏な情勢のあるかないか、そういったことで判断すべきものでございまして、あくまでもケース・バイ・ケースの問題かと存じます。 本件についてはまことに不幸な事態が発生してしまったわけでございまして、まことに残念ではございますが、当時警察が把握していた情報としては、永野会長に対する直接的
○中山政府委員 先生御指摘の豊田商事グループの事案につきましては、警察に対しましても住民からの相談等これまでに数百件寄せられている、ほかのところにも苦情、相談が寄せられているということでございまして、そこで、かねてこのグループの商法につきまして実態を把握し、犯罪行為となるような事態があれば捜査をして厳正に対処する、こういう方針でまいったところでございますが、その過程におきまして兵庫県警察で外国為替及
○政府委員(中山好雄君) 法案を御審議いただいている段階では、いろいろの団体を思い浮かべながらその一つとして候補に挙がっていたはずでございます。
○政府委員(中山好雄君) その違反行為の態様に応じまして、立ち入りによらない検挙というのも当然あるわけでございます。 先ほどからお話ございますように、風俗関連営業は、これはセックス産業として厳しく対処していく、風俗営業は指導をして健全な国民の娯楽の場として健全に営業していっていただく、こういう趣旨でやっておるわけでございますが、例えば客引きというのは、これは立ち入りではなく、まさにやったら検挙と、
○政府委員(中山好雄君) お手元に二種類の資料をお配りしてございます。そのうちの表の方から御説明申し上げたいと存じます。五月十二日までの許可、届け出状況でございます。 ごらんいただきますように、まず風俗営業の許可状況でございます。一号から七号までの既存の風俗営業につきましては、小計はちょっとないのですが、トータルいたしますと十四万三千九十四件で、施行前に比べ九百八件増加しておりますが、おおむね横ばいと
○中山政府委員 お尋ねの件も含めまして、現在全国の警察で刑罰法令に触れる行為であるかどうか実態の解明中ということでございます。触れるかどうかということは、やはり個々の具体的なケースに応じて判断すべきものと考えております。
○中山政府委員 相談の内容によりまして、お聞きして、民事事件として適当なところで御相談になって解決していただきたいというふうに指導する場合もございますし、それが詐欺とか恐喝だとか、そういう場合は検挙するという内容に応じた措置をとっているところでございます。
○中山政府委員 先生今御指摘のように豊田商事が大きな問題になっておりまして、警察といたしましても、これらの商法が刑罰法令に触れるのかどうか、実態はどうかということを調査しているところでございます。 なお、警察にも相当数の相談が寄せられております。昭和五十七年以降、ざっとした数字で七百件余りの相談が寄せられているというところでございます。
○政府委員(中山好雄君) 今お尋ねの二件の概要でございますが、まず赤羽の関係でございます。六月二日の午後四時十七分ごろ、東京都北区赤羽二の十四の一付近の路上におきまして、十数人の者が道路わきの商店街のアーケードの支柱や電柱などに高さ三メートルほどののぼりをくくりつけておりました。これをたまたま通りかかった警察官が発見したわけでございます。そこで、その警察官がそのうちで、そこの美宝堂というお店の前のアーケード
○政府委員(中山好雄君) 御指摘の件について調べてみますと、科学万博の会場周辺で、一部の駐車場でございますが、警察官と紛らわしい服装をしている者が自動車の誘導をしているということはあるようでございます。ただ、一般私人が警察官の服装と紛らわしい服装をするというのは決していいことではございません。これに対する規制としましては、軽犯罪法の一条の十五号というのがございます。これは、資格がないのはもかかわらず
○政府委員(中山好雄君) ただいま御指摘の五月六日に発生しました事件につきまして、警視庁におきまして発生直後から今日まで数十名の捜査員を動員して、運転者や目撃者からの事情聴取、あるいはガソリン、軽油の流出原因、出火原因などの解明を急いでいるところでございますが、事故の原因も複雑に絡み合っておりまして、専門家による事故車両の鑑定なども必要でございます。したがって、その事故原因、事故の経過等について解明
○政府委員(中山好雄君) 危険物を運搬する車両、これはガソリンとかいったものあるいは高圧ガスなど、そういったものがございます。これらにつきましては、警察といたしましてもその事故を防止しなければならないということで積極的に指導、取り締まりを行っておるところでございます。 昨年中の危険物にかかわる違反の検挙が全体で千五百八十九件でございまして、そのうち、輸送車両の違反検挙というのは六百八十四件という数字
○中山政府委員 犯人の逮捕に自発的に協力された勇気ある市民の方が死傷されたということは、まことに痛ましいことでございます。神奈川県警察においても、この事件を早期に解決すべく全力を尽くしているところでございます。 私どもにとって市民の協力を得ることはまことに大事でありまして、外勤警察官、パトロールをしたり交番に勤務したり、あるいはパトカーに乗って勤務したりする警察官が市民との接触に当たって言動に十分留意
○中山政府委員 先生御指摘のように、派出所に常に警察官がいるということは、おっしゃるような警察組織の最先端であり、市民の最も身近な警察活動の拠点であるということで望ましいことではございますが、現実にはいない場合がある。これはどういうわけかといいますと、御承知と思いますけれども、管内のいろいろな事件、事故を勘案して派出所への配置を決めるということでございます。管内の人口とか面積、あるいは刑法犯の発生状況等
○中山政府委員 警備業法、風営適正化法等で、外国人登録証明書の写しを添付することを申請の際には求めております。登録証明書の交付予定期間の指定書が交付されている者が、切りかえ前の外国人登録証明書の写しを持ってきた場合、これは同一人性の確認が完全になされているものではないのでありますが、一応有効なものとして取り扱う方向で検討しているところでございます。
○政府委員(中山好雄君) 風営適正化法あるいは警備業法の取り扱いはどうなるかというお尋ねでございますが、これらの法律における外国人の許可申請につきましては総理府令によって外国人登録証明書の写しを添付することとされております。これは法律に定められている人的欠格事由を調べる等のために、本人であるかどうかの確認をする必要性から添付することとしているわけでございます。 先生御質問の件に関しましては、旧外国人登録証明書
○政府委員(中山好雄君) 警察では現在ほとんどが三部制ということを先ほど申しました。警察におきまして二部制から三部制に移行いたしましたのは、昭和四十一年度から四十四年度までの間でございます。これは、外勤警察の勤務体制を充実して国民の要望にこたえることとあわせて、三部制動務の実施によりまして外勤警察官の勤務条件の改善を図るということで、四十一年から四十四年までに合計約一万八千人の増員措置を講ずることによって
○政府委員(中山好雄君) 外勤警察官、つまり派出所に勤務する警察官でございますが、派出所に勤務する警察官の大半は三部制となっております。これは当番、非番、日勤勤務を繰り返す勤務でございます。当番日には朝八時半から翌日の八時半まで勤務します。そのうち勤務時間は十六時間、休憩時間は八時間となっております。日勤日は八時間勤務日と四時間勤務日がございまして、八時間勤務日は午前八時三十分から午後五時十五分まで
○政府委員(中山好雄君) 担当の政府委員が出てまいっておりませんので、お答えを差し控えさしていただき、後日御説明をさしていただきたいと思います。
○中山政府委員 深夜における酒類提供飲食店営業につきましては、今お話のあった法第三十三条一項各号に規定する事項を定められた様式に記載した届け出書、三十三条一項各号というのは、深夜における酒類提供飲食店営業の届け出についての規定でございます。その届け出書と総理府令の第十二条第一号の書類、これは届け出の際の添付書類の規定でございます。その書類が添付されていれば、必要な事項が記載されているか否かを確認した
○中山政府委員 ただいま御指摘のありましたように、実態調査の結果は、警察庁が昭和五十九年じゅうに都道府県警察が処理した少年に関しまして統計的に出したものでございます。背景といって、私ども必ずしも専門的ではございませんのですが、社会の変貌に伴いまして、学業、偏差値を重んずるといった風潮とか、社会的な教育、しつけの機能が必ずしも十分機能しなくなったとか、そういったいろいろな原因によりまして少年が欲求不満
○中山政府委員 先ほど、全体で三百二十三万件の一一〇番通報があったと申し上げました。これは有効な通報の数でございまして、まずこれに含まれてはいないわけでございますが、昨年の七月に私どもで行った全国調査によりますと、通報があってさらに引き続いての応答がなくて内容が聴取できなかったというのが全国で約七万件ございました。このうち赤電話等の片通話によるものがかなりあると思うわけでございますが、どの程度が赤電話等
○中山政府委員 一一〇番の受理件数は年々増加しておりまして、昨年中全国で約三百三十三万四千件の通報がございます。しかし、ただいま消防庁長官からのお話があったと同様、このうち公衆電話からの通報がどのくらいの割合であるかというのは、そこまでは把握しておりません。
○中山政府委員 そういう話も、風俗関連営業のまとまったところの周辺の飲食店が閑古鳥が鳴くというお話などもときどき伺うわけでございますが、私どものねらいとするところは風俗環境の浄化ということでございまして、そういう場所にある一般の飲食店営業につきましては、それに御協力する立場でいろいろ営業形態を工夫して風俗環境の健全化に御協力願いたい、こう思っております。
○中山政府委員 御案内のとおり、風営適正化法は、いわゆるセックス産業を個室つき浴場業、ラブホテル、ストリップ劇場等五つの形態にとらえて風俗関連営業、こういうふうにして規制を加えているところでございます。先生御指摘のように、法の規制を免れようとする向きは必ず出てくるわけでございまして、そういった免れようとする脱法的な営業形態で売春等を行う、こういうものにつきましては、私どもとしましても十分に目を光らせまして
○中山政府委員 御指摘のように改正法は去る二月十三日に施行されまして、風俗環境の浄化や少年の健全な育成を図るとともに、風俗営業の健全化に資するため、対象営業に対する指導、取り締まり等に当たっているところでございますが、施行後ちょうど二カ月を経過した現段階におきまして、全国的にも、例えば風俗関連営業の卑わいな看板が町から姿を消したり、風俗関連営業の時間規制によりまして深夜の環境が浄化されたりしたほか、
○政府委員(中山好雄君) 実はただいま御指摘のオート株式会社でございますか、それにつきましてそういった事案があるという話、現在までのところ把握していないところでございます。 許可を受けずにあたかも各種疾病に効くということで家庭用の医薬品とか医療器具としてそういったものを販売する事案を認知した場合、それが例えば薬事法違反になるとか、そういうような犯罪になるような場合につきましては、警察としましては消費者保護
○政府委員(中山好雄君) 六カ月の営業停止にするというほどの事案では私ないと思います、各県警の判断でございますが。ただ、そういう即応体制等が不十分である、不備、欠陥があるからそれを直しなさいという措置を講ずる。それがこの事案は合った適切な方法であろう、こう考えております。
○政府委員(中山好雄君) 御指摘のセコムにつきましては、即応体制、警備員教育、書類の備えつけ等に関して不備、欠陥がございましたので、関係警察におきまして指示あるいは誓約書徴取という行政措置を行っているところでございます。また、セコムは御承知のとおり全国的な規模の会社でもあります。そういうことから、警察庁におきましてもセコム本社に対しまして、地方の支社に対する指導を徹底するようにという指導をしているところでございます
○政府委員(中山好雄君) おっしゃるような教育をしているわけではございません。繰り返しになりますが、国民の協力を得るということは何といっても警察の仕事にとって大事なわけであります。そのために、警察としてはどういう態度であるべきなのかというのも重点として教育しているわけでございますが、たまたま御指摘のようなことがあったとすれば、その点改善するように十分指導してまいりたいと思います。
○政府委員(中山好雄君) 警察にとりまして国民の協力が不可欠なことはもう申すまでもないことでございます。警察が国民から寄せられた情報などに基づいて犯人を逮捕した場合あるいは犯人の逮捕に協力していただいた場合などには担当の警察官がお礼を申す、あるいは事犯の対応に応じてその協力された方のところに幹部が出向いてお礼を申し上げる、あるいは感謝状をお渡しして謝意を表する、メダルをお渡しする、いろんな対応で感謝
○政府委員(中山好雄君) 御質問の事案につきましては新聞報道で承知しておりますが、事実関係の詳細を十分に把握するまでには至っておりません。
○政府委員(中山好雄君) 私どももそのような話をお聞きしましたが、結果的には妥当な金額で契約がなされたというふうに聞いております。
○政府委員(中山好雄君) ただいま申し上げましたのは、警備員数でのセコム本社のシェアでございます。関連会社、子会社といいますか、系列会社を加えますと警備員数が二二・二%、それから対象施設が四六%を占める会社でございます。
○政府委員(中山好雄君) セコムという会社でございますが、警備業界で大手の会社でございまして、警備員数で全警備員の一五・七%を占める会社でございます。
○政府委員(中山好雄君) 警察といたしましては、米穀等の流通秩序の維持は第一次的には所管行政庁の行政措置によって行うべきものと考えております。その行政施策が十分に効果を上げることができるようにという立場に立ちまして、米穀の正常な流通を著しく阻害事犯等悪質な事犯につきまして的確に対処してまいる考えでございます。
○中山政府委員 私どもが検挙した業者としましては、先ほど申し上げましたような業者がございます。 どの程度の悪質な業者があるかという点については十分把握しておりません。と申しますのは、悪質な業者は、つくっては消えということで大変短期的にできてつぶれる、そういった事情もございますものですから正確に把握しておりませんので、御了承いただきたいと思います。
○中山政府委員 昨年以来検挙した法人といたしましては、株式会社三和投資協会、これは福岡でございます。東証代行、これも福岡でございます。東証株式会社、富山、アオイ・リサーチ・オフィス、東京などがございます。このほかに現在捜査中のものとして投資ジャーナルがございます。 被害の概要と申しますか、被害者数や被害額につきましては、現在捜査中のものもございまして正確には把握することが困難でございますが、昨年以来検挙
○中山政府委員 昨年、警察庁におきまして証券取引に係る相談等の実態について特別に調査を行いました。この調査期間は昨年一月から八月まででございますが、この間警察において相談等を受理したものは約千二百件でございます。内容的には、返金請求に応じてくれないといったような契約の履行に関するものが、そのうち六割近くを占めておりました。
○中山政府委員 御指摘の新風営法、長い題名でございますので風営適正化法というふうに私ども略称するようにしております。これが二月十三日に施行になりまして、法の施行の直後でございまして、まだ必ずしも十分に把握できているわけではないのでございますが、施行当日には全国で警察官約三万人を動員いたしまして、特別指導取り締まりを実施いたしております。現在に至るまで各都道府県警察におきまして新法の周知徹底、指導取り